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2019.12.28
ミナ ペルホネン / 皆川明 つづく

縁あって、建築家 中村好文氏のお手伝いをする機会がありました。
東京都現代美術館で開催されているデザイナーの皆川明氏の展覧会で、皆川さんが構想している「簡素な宿」のプロトタイプを中村さんが「shell house」として設計され、ナント僕が担当をさせて戴くことに…。
展覧会は11月16日から開催されていますが、今月20日に皆川さんと中村さんのトークショーにご招待戴きました。
https://www.mot-art-museum.jp/

設計期間中、旧知の仲であるお二人のやり取りや中村さんの設計に触れることができたのは、まだまだタマゴのような僕にとって建築としての「設計」や住宅の在り方を自身に問い直す良いきっかけとなりました。
僕がこれまでに行ってきた仕事とは違いますが、具体的な進め方や方法論を通して、中村さんのお人柄と設計を「自分のもの」にしていく過程を垣間見られたことは貴重な経験でした。
施工は大阪の羽根建築工房さんです。羽根さんはもちろんのこと、若い大工さんと仕事ができたのもとても有意義でした。
http://www.hanebou.com/

 

 

 

会場に原寸の建物をつくる、というのは建築の展覧会でもなかなかないことです。
皆川さんを始めとする関係者の皆さん、お手伝いの機会を与えて戴いた中村さんと施工に際し叱咤戴きました羽根さんにこの場をお借りして深謝申し上げます。
ありがとうございました。

宮本 啓