明治末期から続く歯科医院と、その院長が住まわれていた住宅の再生工事です。この地域は伝統的建造物群保存地区の指定を受けているため、外観に関しての規制がありました。医院棟の内部は既存の天井を取って梁組を見せ、庭に向かって診察台を配置しています。住居棟もリビングは梁組をあらわし階段の位置を変えるなど、廊下を介して繋がっていた各室を改め、長い時間を過ごす空間を一室的に作っています。古い民家に見合った耐震・温熱改修を行いつつ、家族の記憶を継承できるような思いを込めています。
所在地 | 福岡県 |
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構造・規模 | 木造2階建て+平屋建て |
延床面積 | ー |
設計 | 中島孝行アトリエ+建築工房悠山想 |
施工 | 建築工房悠山想 |